仙臺銅壺
銅の本質は伝導です。日々の生活において、銅は太古の昔から人類と良き友でした。生活に熱をおくり、電気をおくり、情報をおくり、そして、「想い」を贈り。生活の中で身近に扱えるプロダクトをタゼンでは多数ご用意しております。日常生活をより豊かに、より多彩に。経年変化が美しい、あかがね(銅)の侘び寂び(わびさび)として、タゼンの銅製品は、お客様と共に成長して参ります。
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せり鍋
出汁に熱がすばやく、まんべんなく回る「浅型&四角形」のせり鍋です。沸騰しても、具材が中心に偏ることがなく、浅型なので具が沈みにくいのが特長です。 銅鍋は熱伝導が良いことで知られますが、銅イオンの働きもポイント。食材のミネラルを維持しながら熱を通せると言われ、特に、せりなどの青菜との相性抜群。美味しく、きれいな色味に仕上がります。 取っ手にも銅を使用。組紐を巻き、熱くならないよう工夫しています。オリジナルの縛り方で、固く、見た目も美しく仕上げました。
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盃(さかずき)
仙臺銅壺では唯一、丸みを帯びた形状である盃「円」。大きく口径が開いた「平杯」は、徳利とは逆に香りを閉じ込めることはありません。銅特有の薄く鋭い感触で舌を刺激し、酒本来の香りと味を敏感に感じさせます。その加工は今や貴重となった「ヘラ絞り」と言われる技法により作られます。
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徳利(とっくり)
模様と結露による「汗」など、表面の「景色」を強く印象づけ、新しさの中に伝統を感じさせます。また仙臺銅壺の徳利は、口に向かって徐々にすぼまる形状。お酒の薫りを酒器の中に閉じ込めるため、日本酒にはもちろん、時にはワインのデキャンターにも最適で、醸造酒の華やかさを引き立てます。
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燗鍋(かんなべ)
燗銅壺(かんどうなべ)は江戸時代後期、囲炉裏の余熱を活用して酒を温めるために生み出されました。お湯割りではなく酒そのものを温める燗酒は、熱を加えられることで香りと旨さを増す日本酒ならではの楽しみ方。仙臺銅壺「燗鍋(かんなべ)」は、湯煎でゆっくりと酒を温め、日本酒本来の風味を楽しむための銅壺です。
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角皿(かくざら)
田善銅器店の角皿は全て手作業で作られているため、一点一点が異なる表面の模様を持っています。「素」は文字通り「自然な状態」を意味しています。槌目加工以外は無加工。銅本来の自然な風合いと模様をお楽しみいただけます。槌目をつけた銅板を炎で焼いた「炎」。炎の揺らぎを写し取ったような独特の表情をお楽しみください。槌目をつけた銅板を染色液で色揚げした「染」。落ち着きのある独特の風合いが特長です。
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五角杯(ごかくはい)
奇数角の酒器は鋭角で持ち手にしっかりと収まりやすい一方で、酒器とお酒が接する面積が最小になり、熱伝導率が高い銅器にもかかわらず、お酒の温度を比較的長く保ちます。また銅器はお酒の本来の薫りと味を引き立てるため、喉越しで一気に飲むものよりも、ヴァイツェンやスタウト、IPAなどのエールビールやウィスキーハイボールなど、芳醇で濃厚な味わいを持ったお酒に最適です。
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六角杯(ろっかくはい)
偶数角の酒器は、銅とお酒、外気のそれぞれの接触面積が最大化され、手持ちの体温も相まって時間の経過と共に温度が目立って変わるのが特徴です。特に六角は亀の甲羅を連想させ、「鶴は千年、亀は万年」の例えのごとく、長い刻の流れと長寿の象徴とも言われます。ヴィンテージなウイスキーや焼酎など、氷で冷やした蒸留酒の温度変化に伴う風味の「うつろい」を優雅に愉しむのが粋です。
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八角杯(はっかくはい)
古くから「八」は現在から未来へ広がる末広がりの形であることから、永久的に発展、繁栄、繁盛するという意味を持つとされ、縁起の良い数字とされてきました。八角の酒器は、手にしっかりと馴染み持ちやすい形。酒器と銅器の接触面積の広さにより、冷やしたビールはもちろん、氷を入れてカクテルをつくれば、銅器によって引き立てられた温度や香りをしっかりとお愉しみいただけます。
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靴べら(くつべら)
仙臺銅壺の靴べらは、全て手作業で銅の板を曲げて作る一点物です。銅の持つ殺菌作用から靴べらの素材としても適しています。 「素」は文字通り「自然な状態」を意味しています。槌目加工以外は無加工。銅本来の自然な風合いと模様をお楽しみいただけます。 槌目をつけた銅板を炎で焼いた「炎」。炎の揺らぎを写し取ったような独特の表情をお楽しみください。 槌目をつけた銅板を染色液で色揚げした「染」。落ち着きのある独特の風合いが特長です。
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やかん
打出しの技法を用いて製作した「まあるい」形の日々の道具シリーズ。 タゼンでは、銅製品を使用することを「育てる」と表現しております。これは、使用者により銅の色味が異なる変化を遂げるためです。使用頻度や管理の仕方、メンテナンスの方法により、赤から茶へ、青から黄へと色味を変えていきます。銅特有の経年美化をお楽しみください。