11月8日は鞴祭(ふいごまつり)。
タゼンでは、毎年、代々、御銅真剣(御飾り刀)を作り、祀って参りました。
有難いことに、慶長元年〜令和二年間で数えで425回目を迎えさせて頂きます。
日本では、太古から、火の精霊は、鞴(ふいご:火に風を送る道具)に宿ると云い伝えられ、神社、古い鍛冶屋さんや、高炉がある工場、工芸大学等でも、毎年11月8日は全国各地で、火の神様を祀って参りました。
その昔、江戸の街では、豪商が、街中にみかんを撒いて練り歩くなど、鞴(ふいご)を取り扱う扱う職人、商人にとっては、一大イベントだった様です。
タゼンでは、昔、その日ばかりは、仕事はお休みで、工場を綺麗に清掃して、御膳を並べ、職人さんや近所の方々に振舞い、1年の労をねぎらって、火の神様に、無病息災と商売繁盛を願ったとされています。
現在も、古い道具、鞴をピカピカにして、全社員が工房、工場にあつまり、神事、永年勤続者の表彰、お振舞い等が行われております。
さて、毎年継続して制作されている銅剣。
その年々で意匠が変わり、色々あって、面白いんです。さてさて、今年のテーマは何でしょう!
また、11月8日には、銅製品の新商品発表をする予定です。
仙台市産業振興事業団さんのはからいで、記者会見も開いて頂けることに。どうぞ、ご期待下さい!