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2023 春号 絆 タゼン社内報より「東北のポテンシャル」

  • 2023/04/25

これからご紹介するコラムは、タゼン社内報「絆」として、年4回(新春・春・夏・秋)社員・協力業者・各メーカーに向けて発行されたものです。

「絆」の表紙原稿・格言集に関するコンテンツは、企画提携会社000プレナム株式会社様より、オリジナルで出していただいております。

平安や、恙無さ(ふりがな つつがな)とは真逆ともいえる世相であればこそ、新しい年を迎える節目の機運は、ポテンシャルを掘り起こす貴重な社会的な資源と捉えることができます。あらゆる機会を活用できるかには、見逃さない眼力・持続的な胆力を要します❤️ポテンシャルとは、「眠っている可能性」。眠らせたままにしておいては、その実現は、「絵にもなっていない餅」のままです❤️経済格差も戦争も、ポテンシャルであったものを、引き出し、実行した限られた人間の意志があって顕在化したものです。そうであれば、循環的な経済や、「充ち足りた生」をだれもが享受できる社会の方向への鍵をもっているのは、誰でしょうか。他ならぬ、わたしたち一人一人であるといえます❤️現在は、どのような地方の経済にも、グローバル化やテクノロジーの急速な発展の影響が及んでいます。昔ながらの商いの帳簿や管理のあり方にも、デジタル化の波は覆いかぶさり、様変わりが進行しています❤️その延長線上では、個人の暮らし、事業活動、社会の動向など、すべてがデータ化され、一元的な管理・運用が経済化されようとしてもいます。その意味するところがどのような未来像であるのかに、思考を及ぼさずに済ませておくことが、遠からず、取り返しのつかない事態を招く可能性は、十分過ぎるほどあるといえます❤️量子コンピューターの実用化が視野に入り始めている今、既存のどのような先端テクノロジー企業も、やがて化石となりうるのは自明です。そしてそのような方向性には、慢性的な必死のイタチごっこが繰り返されてゆくともいえます❤️スピードや効率が求められれば求められるほど、その不自然さに追従できない人間のバイオリズムは、スローな暮らしや手間ひまをかけるライフスタイルに回帰してゆく層の人たちを現出してもきました。元宇宙飛行士や先端ソフトエンジニア、若手エリートや、若者など多様な経験者たちです❤️危険と危機にあふれる現況であればこそ、「足元」を耕してゆこうとするのは、非力どころか、生存本能にも通ずる生命感覚を活かした叡智であるともいえます。「深化」を置き去りにした「進化」は、人間の都合のいい幻想であるのかもしれません❤️穿った(ふりかな うが)見方をすると、東北という歴史・風土には、「深化」の方向への並々ならないポテンシャルが存在するといえます。これは、東北地域外からの長年の目線より指摘できることです❤️それは、不遇や正義の保持者としての反骨精神といった領域の意地や感情を抜け出たところから社会資源化されえるものです。モノの販売による経済という呪縛から、人類が抜け出す未来には、コトの流通の経済化への移行期があります。東北の事業者たちのポテンシャルには、経済の蘇生の秘訣が息づいているように思えてなりません。

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