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タゼン社内報「絆」より「価値の持続性」

  • 2023/07/01

これからご紹介するコラムは、タゼン社内報「絆」として、年4回(新春・春・夏・秋)社員・協力業者・各メーカーに向けて発行されたものです。

「絆」の表紙原稿・格言集に関するコンテンツは、企画提携会社000プレナム株式会社様より、オリジナルで出していただいております。

『価値の持続性』

「価値」には普遍的なものもあれば、個人にしか属さないものもあります。また、水や空気など、人間の生存自体に必須のものであっても、「価値」の範疇にすらおけないほど尊いものがあるといえます❤️本来、価格などつけようのないものが自然界には存在します。自然界自体は、人間が関与して成立しているわけではありませんので、(つまり、人間が存在しなくても、自然界は存続しますので)、例えば、採取した虫や採掘した鉱物に「価格」をつけるという行為は、一面では、人間の側の身勝手であるともいえます。もちろん、生業としての漁業などには、わたしたちも恩恵を受けています❤️ただ、西洋発の現行の経済の足元では、自然界に存在するものも、生態系もすべてを含んで「自然資本」とみなし、価格に換算し、自然の営みから生じる恵みを「生態系サービスの経済的価値」とみなして計算し、人間の資産であるかのように考える向きがあります。しかも、それが名だたる学術機関や研究者の間でその「有効利用」や「持続的な経済構造」に組み込む研究が進行しています❤️日本人の多くの肌感覚からすると、そのような不遜な考え方は、論外のものであり、他国内にある自然からも人からも搾取をして利益を上げることが「経済の発展」であるとみなされるような構造には、とても納得がいかないのではないでしょうか❤️また、その「経済価値」は、いくらでも変動します。環境負荷への待ったなしのニーズから、燃料としての使用が封じられる方向の石油の価格は、その一例です。空き家の増加は、「負動産」を浮き彫りにし、今や、多少のお金を出してでも、古い家を引き取ってもらいたいというご時世です❤️販売という事業でも、他でも扱われている同一商品であれば、価格はもちろんのこと、他にはない差別化、すなわち何らかの付加価値があってその会社からの購入が選択されます。接客や店内の感じや仕事ぶりがよく、「いいところで購入したという満足感が長続きする」ことも小さいようでいて、大きな違いです❤️長くご愛顧をいただくには、お客様に選ばれ続ける会社としての「価値の持続性」が求められます。その基本にあるのは、「信用ができる」という「価値の本道」ではないでしょうか。商品自体は、新しく変わり続けますが、この「無形資産」を護り、事業の持続性の芯として、もう一度、確認し襟を正していきたいものです❤️「伝統」は、その源流を枯らさず、さらに遡るくらいの覚悟があって、はじめて「刷新」が可能であることを識ってゆきたいものです。移り変わるデザインに流されず、「普遍」を含むモノづくりを伝家の宝刀としてまいりましょう。

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