ウェルビーイング(well-being)とは、人々の健康、幸福、生活の質など、総合的な満足感や良好な状態を指す概念です。働くことの歓びや豊かさ、生きがいに焦点を当て、リフォーム営業のベテラン社員にインタビューをしました。
リフォームの仕事の中で、普段、心がけていることは何ですか?
お客様との、お打ち合わせの段階で、ご希望に沿った商品を紹介し、ご納得いただいてから工事に進んでいきますが、リフォーム工事は新築とは違い、元々設置されていた箇所に器材を入れ替えていくので、うまく収まらないことがあります。そのような時は、現場の状況に合わせながら丁寧にお話し、お客様が満足されるように進めております。
これまで使っていたものに対する愛着もありますよね。
実際のところ、お客様はこれまでと同じようなものを、ご要望されることが多いのですが、廃版になっていたり、同じ規格が無かったり。似たような商品を勧めた場合でも、お客様のイメージと仕上がりに相違がないよう、事前にしっかりと説明し、ご納得いただけるように努めています。
お客様のイメージや気持ちを大切にした、細やかな対応が、顧客満足につながるのですね。
リフォーム工事は、現場を開けてみなければわからない、と聞いたのですが具体的には?
戸建て木造住宅のお風呂場をタイル張からユニットバスに入れ替えた時の話です。いざ工事の段階になると、シロアリがたくさん出てきました。早急に、シロアリ駆除をおこなう職人を手配し、組立工事に入る前に解決したことがあります。
想定外のことが起きた場合に、何がポイントになりますか?
まずは現場を見る段階で、ある程度想定される課題点をお客様に説明し、工事の日程を組む際にも、職人さんに無理のない工程で動いてもらえるよう、事前に調整します。
早期工事完了を意識しつつも、大掛かりな施工の場合は、あえて、工期にゆとりを持って日程を組んでいます。
お客様に安心していただけるよう、また施工チームが柔軟に動けるような、配慮や経験が活きているのですね!
それでは、これまでの仕事で最も一番印象深かった、エピソードを教えてください。
やはり震災の時ですね。震災直後から電話が鳴り止まない状況になりました。
1日数百件ほど修繕依頼などが殺到する中、社員一丸となって朝から夜中まで対応にあたりました。
お客様は皆さん大きな被害に遭われて、とても困られている状況です。
中にはなかなか商品が入らず、お待ちいただくお客様や、工事が遅れたにも関わらず「対応してくれてありがとう」と喜んでくださるお客様もいらっしゃいました。
われわれは「お待たせして、申し訳ありません!」という気持ちでいっぱいでしたが、多くのお客様から、感謝の言葉をいただく度に、使命感が生まれて、それが大きな原動力となりました。
お客様の住まいの困りごとを解消し、安心して暮らして頂けることが、われわれにとって最も大切な仕事だと実感しました。
まさに、働きがいの実感ですね!貴重なお話しをありがとうございます。
最後に、働くことで叶えたい夢や希望を、ぜひ教えてください!
より、やりがいを持って、仕事の楽しさを実感しながら業務にあたること。
入社した時の動機や、どのような仕事に就きたいかは人それぞれです。
営業の仕事は大変そう、と思われやすいのですが、営業の喜びは、お客様から直接ご指名をいただけることです。お客様から「ありがとう」と声をかけられる歓びや、リフォームの幅広い経験を積み重ねていく楽しさを、今の若い人たちも伝えていきたいです!