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田善謹製 銅のさわり②

  • 2020/08/31

 伝統の技法にて、かなりの手間をかけて作られるため、一般に出回る、銅のさわり鍋のと比べて、特注品の値段は、ゼロの桁が変わる場合もあります。職人の気力・体力も、相当に、必要になります。

 その努力の結果は、看板道具として、永年に渡って使用し続けられることにより、ようやく証明されるのです(涙)

 地域の皆様から長年にわたり愛される、お菓子屋さんの銅鍋を修理・メンテナンスする機会も多く、そういった銅の”さわり”たちは、正に、タマシイが宿ったような風格があります。

 ですから、その度に、気をひきしめて、作業に当たることが重要です。

 また、銅のさわり鍋は、一箇所のみでも穴が空くと、周辺全体が薄くなっていることもあるので、底全体を繰り抜き、底に厚手の銅版を入れ替することを、お勧め致しております。

底の入れ替え作業の様子

 弊社以外で作られた銅のさわり鍋の修理でも、タゼンで一度、修理すると、元の鍋より、使いやすく、長持ちする、と言って頂くこともあり、職人冥利に尽きること、この上ありません。

でも、一番大切なのは、さわり鍋を、大事に扱って頂く、お菓子職人さんの存在です。道具を大切に、上手に扱って頂ける、そんな職人さんが作るお菓子は、やっぱり最高なんですよね〜。

 私たちの生活に、豊かさや彩りを届けてくれる、地域のお菓子屋さん!そんな、皆様の、陰ながらのお力になれましたら、幸いに思います!

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