お客様のご要望
長年ご愛用されてきた両手鍋。銅鍋を普段使いされており、錫のコーティングの剥がれや、酸化が目立つようになってしまいました。その為磨き仕上げ(磨き直し)をご要望されました。
タゼンからのご提案
長年ご使用されていた鍋の為、内側の錫のコーティングは部分的に剥がれている箇所がありました。そのままでは緑青(青い錆)が発生してしまう恐れがある為、コーティングを再度施します。外側は購入時から塗布されているラッカーが剥がれ、酸化の具合にムラができている。一度全てのラッカーを剥がし、その後均一な光沢が生まれるように磨いていきます。
施工プラン
まず、鍋に付着している油を専用の薬品で除去していきます。次に、内側の焦げや錫が剥がれ、酸化している箇所を取り除きます。錫(コーティング)は引き直していきます。次に鍋の外側の酸化や焦げを、磨いて落としていきます。細かい金具の隙間はブラシなどを使い汚れを落とし、最後に光沢を出して完成になります。メンテナンス料(表面磨き+錫引き)約1万5千円〜
お客様の声
銅の鍋で魚を煮込んだり、リンゴの甘露煮を作ることが多いです。銅で作る料理はやはり普通(ステンレス製など)の鍋とは違い、おいしく調理することができています。
メモ
今回は修繕後にお客様へメンテナンスの方法をお渡しの際にお伝えしております。やはり銅製品の取り扱いに関して、一般の方には、わからないことも多くあると感じました。今後簡単なメンテナンスも記して、お渡しできるようにしていきたいと思います。