6月13日土曜日に、第一回目のあかがねワークショップが弊社、一番町本店、銅工房にて開催されました。この企画は、3月1日から開催予定でしたが、新型コロナウィルスの影響で延期されておりました。ですので、再開には、一入の想いがありました。
直径10センチ程の銅板から、思い思いのかたちを打ち出して頂き、最後に銅に熱を加えて、天然の玉虫色の発色で仕上げます。赤や黄色、紫、青と、どんな発色をするのかは、十人十色。正直、やってみなければ、わかりません。
今回のお客様は、虹色の完成イメージをお持ちでした。なんとか希望にお応えしたい!と思ったのですが、なかなか虹色は出てきてくれません。でも、変わりに出てきた、赤褐色は、なんとも!高貴な色!勝手ながら、お客様のイメージにぴったりだと感じてしまいました。
もう一度、作業をやり直して現れた色も、不思議と同じ、赤褐色!
時として、あかがねの作業では、自分のこうしたいという思いを超えて、銅に表れ出てくるものがあるんです。そんな小さな声を楽しみながら受け入れ、作品に生かすことができたら、それは素晴らしい、あかがねマスターです!
今後も、ソーシャルディスタンスに気をつけながら、毎月定期開催をして参ります。お申し込みは、下記QRコードから。どうぞ、ご期待ください。