インタビュー

引地 拓

入社1年目
東北芸術工科大学大学院卒

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Q. 入社した経緯を教えてください。

幼稚園くらいから絵を描くことが好きで、油絵やアニメーションをつくっていました。金属の魅力を知ったのは高校の時です。金属って、最初はあたたかみのないイメージだったんですが、人や動物などいろいろな表現ができることを知って、金属を使った立体表現に興味を持ったんです。

高校卒業後は、作家を目指して東京芸術工科大学に進学し金属による立体表現を学びました。工芸品をつくる京都の会社でインターンを経験し、地元の人々とコミュニケーションを取りながら、地域に根付いた商品を納めている様子を見たことで、自分も地元の宮城で地域に貢献したいと思うようになりました。高校1年の時に東日本大震災を経験して、当時は復興に貢献してなかったなという想いもありました。

そんな時、大学の先生からの紹介で副社長の田中善さんに出会ったんです。住宅設備の開発やリフォームを手掛けながら、鍛金を中心に銅のやかんや鍋などの生活工芸品、美術工芸品を扱っていることや、御銅師(おんあかがねし)のことを知りました。好きなことに少しでも携わりたくて入社を決めました。

Q. 現在の仕事内容を教えてください。

総務部の商品管理課に所属しています。商材を保管している卸町の倉庫で入庫する商品を管理して、出庫する日に合わせて職人さんに機器を渡したり、事務処理をしたりなどが主な業務です。タゼンは、「職人承認」の訓えがあって、新入社員は「ものの部署・技の部署・営業」とすべての部署で経験を積むんです。

「給湯器って、毎日こんなに交換する人がいるんだ!」というのが最初の感想でした(笑)ガスコンロも多い時は6台くらい出る時もあります。給湯器を買って壊れるまで10年くらいかかるでしょう。それでも、壊れた時に「タゼン」が頭をよぎるんだと思って。人々の生活に密着しているからこそですよね。お客様とのつながりが脈々と受け継がれているんだなと感じました。

商品管理をする中で、季節の商品や時事的なモノの流れが見えるようになってきました。出庫する機器の配置を意識して並べ、スムーズに職人に流す、その流れを止めないよう意識的に管理できるようにしたいです。

まだまだ分からないことが多いのですが、電気やガス、水道など住宅インフラ関係の資格を取りたいです。資格を取るというよりも、学ぶことで知識が増えることに意義を感じているし、危険物を扱うこともあるので、商品管理は技術につながると思っています。どこに配属されても、一定の能力を身につけていきたいですね。

Q. 今後の目標を教えてください。

業務後に自分の作品を製作しています。自由に制作させてもらっていて、仕事として銅にふれられる環境はとても恵まれていると感じています。まだお客様と接する機会があまりないのですが、これからさまざまなことを吸収して地域に貢献していきたいですね。

「銅は伝える素材だ」って、副社長は熱く語ってくれます。熱、人と人、受け継ぐ―、奥深いです。銅の仕事も「あかがね仙台プロジェクト」(仙台に息づく銅を知って学んで体験するツアーやワークショップ)も携わりたいです。あと、タゼンといえばリフォームだけど、銅の良さや魅力を知ってもらい、銅のイメージを根付かせていきたいです。

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